学問の自由を守れ
10・19国会議員会館前行動



憲法9条を壊すな実行委員会の菱山南帆子さん

 いのちをまもれ!学術会議の任命拒否撤回!敵基地攻撃能力保有反対!改憲反対!10・19国会議員会館前行動が10月19日、衆議院第2議員会館前を中心に行なわれ、900人の参加があった。主催は戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会、安倍9条改憲NO!全国市民アクション。

 主催者挨拶では憲法9条を壊すな実行委員会の菱山南帆子さんが「国会も開かず施政方針演説もしない中で、菅首相は学問の自由という基本的人権を否定するような大暴挙を行なっている。安倍政権と菅政権に共通するのは人類が長い歴史の中で血と汗を流し掴み取ってきた民主主義や立憲主義という知恵に対して理解も敬意もないことだ。それが2013年の特定機密保護法から日本学術会議会員任命拒否の流れに表れている。いのちとくらしが最優先される政治を市民と野党の共闘で取り戻そう」と訴えた。

 社会民主党、立憲民主党などから挨拶があった後、市民からのスピーチでは、法政大学の山口二郎教授が日本学術会議会員任命拒否問題について、安保法制(戦争法)の廃止をめざす中野アピール実行委員会の松井奈穂さんが野党共闘と野党統一候補の重要性について、安保法制に反対するママの会@ちばの小林さんが幕張メッセでの武器の見本市(DSEI JAPAN)問題などについて訴えがあった。その内、山口二郎法政大学教授は「学者は知ったことや考えた成果を国民に還元することが仕事で、時には政策に対して批判や疑問を呈することも重要な仕事だ。しかし、菅政権は政府の政策に批判や疑問を呈した6人の学者の任命を拒否した。学問の自由を弾圧すればその先にあるのは全体主義であり、それはなんとしても阻止しなければならない。」と訴えた。

 最後に、戦争をさせない1000人委員会の竹内広人さんが行動提起を行なった。

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