「全国部落調査」復刻版出版事件裁判で勝利を
関ブロ総会・東日本研究集会実行委をひらく



 部落解放同盟関東甲信越地方協議会の2019年総会が2月19日に松本治一郎記念会館で開催された。

 まず、片岡明幸議長が開会あいさつを行ない「狭山第三次再審の闘いは今正念場を迎えている。万年筆に関する下山第二鑑定の鑑定人尋問実現が最大の焦点であるが検察側は何らかの反論をすると言いながらいまだに反論できていない。これは弁護団の下山第二鑑定が完璧であり、検察側の反証が提出できず反論ができないからだ。下山第二鑑定などの鑑定人尋問・事実調べを実現するために全力で闘おう。また、『全国部落調査』復刻版出版事件の東京地裁での裁判は2年間近く書類のやりとりだったがいよいよ8月には証人尋問そして年内か年度内には判決がでるだろう。裁判の支援集会を開催し、裁判闘争に勝利していこう」と述べた。

 次に活動報告、会計決算報告、監査報告、活動方針(案)、会計予算(案)が提案された。

 質疑応答では、活動方針に「各都県に共通する課題など、情報交換をはかり協働のとりくみをすすめよう」とある通り各都県で報告や資料を持ち寄り情報交換を積極的に行ない関東甲信越地方協議会を強化しようとの意見がだされた。

 報告・提案事項が承認され、片岡明幸議長、和田献一事務局長などの役員が選出された。

 総会後に部落解放第52回東日本研究集会第1回実行委員会が行なわれた。日時は2020年7月2日(木)〜3日(金)、会場は群馬県・みなかみ町観光会館等で開催する。一日目の全体会の記念講演は「全国部落調査」復刻版出版事件の裁判をテーマとしたシンポジウムを行なう。各分科会の報告内容や集会規模を1030人にすることなどを決めた。

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