証人尋問で部落差別の実態を訴え必ず勝利を
「全国部落調査」復刻版出版事件裁判勝利!東日本決起集会



「全国部落調査」復刻版出版事件裁判勝利!東日本決起集会

 「全国部落調査」復刻版出版事件裁判勝利!東日本決起集会が8月24日、日本教育会館8F第2会議室で開催された。

 コロナ禍による縮小開催となったが、東京からは都連各支部をはじめ、東京人企連、東京同宗連、労働組合などから23人が参加し、全体で68人の参加があった。

 はじめに、西島中央書記長が「子や孫の世代に部落差別を残さないためにも、9人の証人尋問を通して裁判長に今日の部落差別の実態を訴え、この闘いに必ず勝利しよう」と本部代表挨拶を行なった。

 弁護団報告では、指宿弁護士から裁判の経過について、河村弁護士から裁判の争点について(部落地名をめぐる問題、カミングアウトしたかどうか、被害があるかどうか、ミラーサイト差し止めの問題)、山本弁護士から裁判の意義について報告され、質疑応答があった。

 各都県連原告の代表として5人から決意表明があり、都連の松島副委員長も東京の原告代表として決意表明を行ない「被告らの行為は、解放同盟などに組織されている部落民はもとより、全国のいたるところで出自を隠しながら暮らしている部落民が、ある日突然、時には、人生において極めて大切な時期に出自を暴かれ、人生そのものが破壊されてしまうことにつながる。今は直接被害がなくとも、今後・将来・未来に被害がないとは絶対に言えない。だからこそ、説示しても聞き入れない差別者を包囲する私たちの社会的糾弾として、早急にその行為を止めさせるための法的措置を獲得する闘いが必要だと思い、この裁判の原告になった。全国の仲間と共に闘い抜き裁判の完全勝利を勝ち取ろう」と訴えた。

 連帯挨拶では部落解放埼玉県共闘会議の金子さん、東京同宗連の長谷川議長から挨拶があった。

 糾弾闘争本部の片岡事務局長・中央副委員長が行動提起を行なった後、埼玉県連の小野寺書記長が閉会の挨拶と団結ガンバローを行なった。

 第3回証人尋問は9月28日に行なわれる。

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