防衛省職員に抗議文を提出

 沖縄防衛局は、県議選で辺野古新基地反対が多数をしめたにも関わらず、その5日後の6月12日に工事を再開した。秋田・山口のイージス・アショア配備中止を伝えるニュースと違い、沖縄では反対する市民を弾圧して工事を続行。あからさまな対応の違いには怒りが収まらない。

 辺野古・大浦湾には90mにおよぶ軟弱地盤や二つの活断層も走っており、辺野古の弾薬庫も隣接している。何かおきたら被害は計り知れない。さらに辺野古新基地は羽田を含む日本の13空港のような大地震対応ではなく、小中規模地震対応という。専門家は震度1でも崩壊の危険があると指摘している。また、90mの軟弱地盤の改良工事は世界的にも例がなく、不可能と言われている。工期は2030年以降・工費は9300億円と訂正したが、県の試算では2兆5500億円。天井知らずの莫大な血税を使って崩壊する基地を造っているのだ。

 6月15日の防衛省の抗議行動に工事再開に対する抗議文を持参し、防衛省職員に手渡した。崩壊する辺野古新基地建設は直ちに中止すべきだ。

(沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会)

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