ヘイトに負けず世論を変えよう
官民ヘイトの中で私たちはどう闘うのか 集会



朝鮮学校差別反対集会「官民ヘイトの中で私たちはどう闘うのか」

 朝鮮学校差別反対集会「官民ヘイトの中で私たちはどう闘うのか」が11月21日、文京区民センターで開かれた。主催は朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会。

 森本孝子共同代表の主催者挨拶の後、安田浩一さんが「草の根ヘイトの実態」と題して講演。埼玉朝鮮学校へのマスク不配布問題などを取り上げ、コロナ禍で炙り出された民族差別を浮き彫りにした。

 続いて、立川町田朝鮮学校支援ネットワーク・ウリの会の猪俣京子さんと瀬戸英治さんは、差別に反対し、行動を起こす仲間が増えてきていることを紹介した。朝鮮学校とともに・練馬の会から林明雄さんが、練馬駅前での情宣時にヘイトスピーチを受け、その場にいた朝鮮高校生たちのことを思いながら、11年目を迎えた今、発足当初の「高校無償化」だけでなくそれ以外の差別にも立ち向かっていかねばならないと、「全ての学校へ高校無償化を!練馬の会」から団体名を改めた理由を語った。東京朝鮮第六幼初級学校友の会・伊藤光隆さんは、だいろく友の会の発足会について、在日1世の方々の思いを胸に、不当判決に立ち向かうと決意を述べた。東京朝鮮第四幼初中級学校を支援する区民の会(準)の西澤清さんは、在日朝鮮人がどのように生きられるかが、真の多文化共生において最も重要であると述べた。

 最後に、長谷川和男共同代が、地域から世論を変え、ヘイトに負けず朝鮮学校を支え、世論を変える闘いをつくっていこうと力強く呼びかけた。

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