狭山再審と就職差別の撤廃に取り組む
部落解放共闘第36回全国交流会・部落解放全国連絡会議第36回総会



部落解放共闘第36回全国交流会・部落解放全国連絡会

 部落解放共闘第36回全国交流会・部落解放全国連絡会議第36回総会が11月18日~19日、川越東武ホテルでひらかれた。

 1日目は、組坂繁之・全国共闘議長から「狭山弁護団に元直方市長であり、元検察官の壬生さんが加わり、10月31日に『冤罪をなくさない限り司法の民主化はない。今必要なことは誤った裁判を正すことだ。』とアピールした。それを力にして石川さんの無罪を勝ちとりたい」と開会挨拶。

 連合の山根木晴久執行委員は「就職差別撤廃に取り組んできたが、戸籍謄本・抄本の提出を求める企業がまだある。なくす取り組みを進める」と発言した。地元挨拶の片岡明幸埼玉県連委員長は「検察は下山第2鑑定に対して反論するといいながら反論できていない」と埼玉で起きた武州鼻緒騒動とともに狭山事件について話した。石川一雄さんもさらなる支援を訴え、石川早智子さんは「自分も差別で就職試験の受験さえできなかった。別の職場に就職をしてから3カ月目に、戸籍謄本の提出を求められたことで悩んだ」と話された。

 その後、DVD「武州鼻緒騒動︱差別に立ち向かった人々」を上映、活動方針が提案採択され、地方共闘各ブロックからの活動報告があり1日目を終えた。

 2日目は狭山事件の現地調査を行なった。

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