「就職差別撤廃東京集会実行委員会は2018年12月、就職差別撤廃東京実行委員会と名称変更をした。実行委員会は炭谷茂実行委員長、構成団体は東京人権啓発企業連絡会、日本労働組合総連合会東京都連合会、東京都高等学校教職員組合、東京都同和教育研究協議会、「同和問題」にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議、(公社)東京部落解放研究所、部落解放同盟東京都連合会である。2019年には実行委員会結成20年を節目に国と都主催の「就職差別解消シンポジウム」(2019年6月12日・文京シビックホール・1800人規模)の開催に特別賛同団体として協力することでより広範な企業と都民への就職差別撤廃、公正採用選考確立の啓発を推進していく。
また、新たにホームページ(検索・就職差別撤廃東京実行委員会)を開設し、東京における就職差別撤廃、公正採用選考確立に向けた政策提言や情報発信をしていく。
特に現在、力点をおいて取り組んでいるのが、「採用時の公正採用選考の啓発の推進」である。企業が採用時に公正採用選考のチラシを求職者や就活生に配布して「面接にあたってはチラシの趣旨を踏まえて臨むように」と一言述べて周知するというものだ。この取り組みが実質化する事で東京の企業の公正採用選考は3〜5年のうちに急速に位置づいていく。就職差別撤廃東京実行委員会は今後とも運動団体や組合、企業、行政と協力しながら取り組みを進めていく。