東京朝鮮高校生「無償化」裁判2.2東京集会

 最高裁勝利をめざして!朝鮮学校のこどもたちに笑顔を!子供たちの声にどう応えるか 東京朝鮮高校生「無償化」裁判2.2東京集会が武蔵野公会堂で開かれ、352人が参加した。主催は「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会、東京朝鮮学校裁判を支援する会、学校法人東京朝鮮学園、東京朝鮮中高級学校 東京朝鮮学校オモニ会。

 最初に弁護団の李弁護士から昨年10月30日の東京高裁判決批判と上告審の状況の報告があった。李弁護士は「高裁判決は、中身も不当だが、文科省決定が有効になる前(朝鮮学校に通達が到達した日)より先に規定を削除している違法なものだ。最高裁では、その点も論点にする」と報告。続いて田中宏一橋大名誉教授が「伊藤博文は朝鮮人の恨みをかって殺された人物だ。その伊藤を旧千円札の肖像にした日本人の良識を疑うとマレーからの留学生に言われたことがあった。いかに日本がアジアを知らないかを示す一事だ。アジアから今回の判決はどうみられているかも検証すべき」と発言した。

 ジュネーブの「国連・子どもの権利条約審議委員会」への要請行動報告や「文科省前の金曜行動に参加した後サッカー部の練習に駆け付けている息子と共に頑張る」という各地のオモニ会からのリレートーク等の後、長谷川和夫東京朝鮮学校裁判を支援する会共同代表からの行動提起・閉会挨拶で終了した。

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