セクシュアル・マイノリティの現状やモニタリングを課題に
2019年解放セミナーへ参加を



 東京の解放運動を推進していくことを目的に都連は3月9日(土)13時30分から上野区民会館にて「2019年解放セミナー」を(公社)東京部落解放研究所と共催でひらく。

 講演1、仲岡しゅん弁護士から「セクシュアル・マイノリティの現状と課題」と題しお話いただく。セクシュアル・マイノリティ当事者でもある仲岡弁護士は、知的障がい者ヘルパー、学童保育指導員などを経験し様々な社会活動現場の中で多種多様な階層・属性・マイノリティの人々と共に歩み活動されてきた。同性同士のカップル関係を公的に承認するパートナーシップ制度を渋谷区、世田谷区、中野区が実施、豊島区でも条例化に向けて動いている。また、文京区、多摩市、国立市などは性的指向や性自認による差別を禁止する条例を制定しており、各行政で条例制定が進むなか改めて学習する機会としたい。

 講演2では「部落差別解消推進法と復刻版事件を踏まえ埼玉の本人通知制度とモニタリング事業について」と題し、片岡明幸部落解放同盟中央副委員長・埼玉県連委員長からの報告。ネット上の差別的投稿などが深刻化し続けているなか、埼玉県では4月からモニタリング事業が実施される。また、東京でも事業の実施を求めている。部落差別の撤廃と東京の部落解放運動の前進にむけて解放セミナーへの積極的な参加を呼びかける。

 
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