核も戦争もない世界に
被爆73周年原水爆禁止世界大会



核も戦争もない平和な21世紀に!<br>くり返すな核被害!<br>めざそう核兵器廃絶と脱原発社会!<br>被爆73周年原水爆禁止世界大会

 核も戦争もない平和な21世紀に!くり返すな核被害!めざそう核兵器廃絶と脱原発社会!被爆73周年原水爆禁止世界大会の広島大会が8月4日~6日、長崎大会は8月7日~9日に開催された。

 広島大会初日は、2200人が参加、「折り鶴平和行進」と、開会総会が行なわれた。

 開会総会は、原爆被災者と先の豪雨で犠牲になった方々への黙とうから始まり、主催者挨拶、来賓挨拶が行なわれた。

 続いて、被爆者の訴えを、当時13歳だった桑原千代子さんが行ない、原爆投下時の爆心地付近の壮絶な状況を語り、核や戦争をなくし、今の平和を大切にするため証言活動を続けていくと述べられた。

 また、基調では核兵器廃絶や脱原発、戦争のない平和な世界の実現に向けて、共に連帯し「安倍政権の命をないがしろにする核政策の暴走を止めよう」と訴えた。

 広島大会2日目は8つの分科会、6つのひろば、3つのフィールドワークが行なわれ、学習と議論を深め、最終日のまとめ集会でも報告がされた。

8月7日、長崎大会開会総会が開かれ、1700人が参加した。オープニングでは、被爆地にある高校の音楽部が、平和への願いを込め合唱を行なった。

 開会総会後半では、被爆当時の行政区の違いで被爆者と認定されなかった「被爆体験者」の認定を求める訴訟の原告団からの訴えがあり、裁判の報告と、被爆当時の状況、その後、ご自身や家族が癌等の病に侵され闘病されてきたこと、息子さんを生まれて5か月で亡くなられた。こんな苦しい悲しい思いをする者を救済してほしいと訴えられた。

 また、100人を超える、高校生平和大使と高校生1万人署名実行委員会の高校生が壇上を埋め、活動報告と想いを語った。高校生平和大使は、今年のノーベル平和賞にノミネートされ、若い彼らの活躍に世界から注目が集まっている。

 長崎大会は8日に分科会やひろば、フィールドワークなどで論議や学習を深め、9日の閉会総会でまとめが行なわれた。

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