労働や貧困などをテーマに
人権ネットワーク東京&反差別・人権青年交流会



人権ネットワーク東京&反差別・人権青年交流会 第4回座談会

 人権ネットワーク東京&反差別・人権青年交流会は7月22日、第4回座談会を行なった。座談会では、マイノリティ当事者の共闘、相合理解の促進、複合差別・共通課題の可視化を目的にしている。第4回目は「労働、貧困、階級問題/運動」をテーマに討論をおこなった。

 プログラム第1部は「NPO法人自立サポートセンター・もやい」「移住者と連帯する全国ネットワーク」 「山谷労働者福祉会館活動委員会」「NPO法人三友会」の4団体が報告を行ない、第2部は登壇者の討論。続いて第3部では、会場全体での討論が行なわれた。

 国や行政は、野宿者支援を行なう際、公園や路上に住めなくなる「排除」をセットで行ない、生活拠点を選択する自由を奪っている。また、運動で勝ち取った、貧困による、生活保護受給認定も行政窓口による対応の違いが問題となっている。

 移住労働者については、労働力として多くの方を受け入れながら、その家族の進路や人生設計について考えて来なかった差別的構造への問題提起がなされた。

 国や行政に政策要求をするだけでなく、市民レベルで「当事者が求める」政策を考えていく必要性が確認された。

 
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