二度と悲劇を繰り返えさない
被爆74周年原水爆禁止世界大会



「核も戦争もない平和な21世紀に!」―被爆74周年原水爆禁止世界大会・広島大会

 被爆74周年原水爆禁止世界大会実行委主催の「核も戦争もない平和な21世紀に!」―被爆74周年原水爆禁止世界大会・広島大会が8月4~6日に開催された。  東京平和運動センターの東京独自集会、平和公園から開会総会会場の県立総合体育館までの「折鶴平和行進」で行動を開始された。  開会総会は1900人が参加。主催者あいさつで川野浩一・大会実行委員長は「8月2日にINFが失効し、また核兵器禁止条約に安倍政権は反対だ」と厳しい情勢を指摘した。  また瓶子高裕福島県平和フォーラム事務局次長が「福島第2原発の廃炉が決定したが、課題は山積している」と報告された。8歳で被爆した広島県被団協・被爆を語り継ぐ会の高品健二さん、米国ピースアクションのスージー・アリソン・リットンさん、高校生平和大使の牟田悠一郞さんが発言した。大会の基調を藤本泰成・大会事務局長が行ない、1日目の行動を終えた。  2日目の5日は、分科会・フィールドワーク等が行われ、6日の最終日は、平和公園で市主催の追悼行事参加の後、広島県民文化センターでまとめ集会を開き、500人が参加。「中距離核戦力(INF)全廃条約」の失効に抗議する特別決議と、「ヒロシマ・アピール」を採択した。まとめ集会では、マーシャル諸島「REACH︱MI」代表のラニー・クラマーさんが特別報告した後、「守る、辺野古、憲法、いのち」と題して沖縄平和運動センターの仲村未央副議長が訴えた。広島大会のまとめを藤本泰成事務局長が行い、大会参加者の総意として、「被爆地ヒロシマを体験し、憲法を守り、一切の戦争を否定し、二度と悲劇が繰り返されないよう訴えよう」とのアピールを採択し、3日間の行動を終えた。

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