東京大空襲の戦跡をめぐる 東京平和運動センターが現地研修



東京大空襲の戦跡をめぐる

 「東京大空襲の戦跡をめぐる(今も残る爪痕)」と題して、東京平和運動センター主催のフィールドワークが9月19日に開催された。若い世代とともに運動を継続させていくことが重要という認識で8団体から青年層を中心に27人が参加し、都連青年部からも1人が参加した。

 午前は、東京都公立学校教職員組合書記長の武捨健一郎さんを講師に、SKホールで学習会をおこなった。1945年3月10日の東京大空襲では、最初から民間人が標的にされ10万人以上が犠牲になり、朝鮮半島から強制連行された多くの労働者も犠牲になったこと、仮埋葬された遺体が収集しきれず未だ足元に埋まっていることなど、概要・現状を講演。また、「戦争で何が起こったのか、意図的に隠された情報も含め全体的に分析して見える実相が大事だ」と述べた。

 午後は、富岡八幡宮や猿江橋の八百霊地蔵尊、東京都慰霊堂、浅草寺などをバスで巡りフィールドワークした。

 最後に東京平和運動センター議長の中條貴仁さんから挨拶があり、「それぞれ感じたことを平和運動につなげてほしい」と訴えた。

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