都連青年部は第2回聞取り活動を11月18日、練馬区立厚生文化会館で行なった。
この活動は、解放運動を支え長年活躍されてきた先輩方の「歩み」を確認し記録に残していくことを目的にしている。また、活動を通じて運動や交流の場を広げていくため東日本部落解放研究所、都同教と共同で取り組んできた。
第2回目は『世代から世代へ~私が歩んできた道~』をテーマに練馬支部の****さんにお話しをいただいた。
浅草の賑やかな幼少時代から始まり、疎開先で受けた差別体験、1945年3月10日・東京大空襲の経験、部落差別から結婚を悲観的に思っていたこと、練馬に嫁いできた際にご苦労されたこと、練馬で今も残る差別、そして差別があるからこそ隠したい地域の人との複雑な状況等、****さんの85年に渡る貴重な経験を聴かせていただいた。
質疑応答も活発に行なわれ、参加者からは、「足を踏まれたら痛いが、踏んだ方は分からない」と言った****さんの言葉に共感し、参加者からは痛みを忘れず踏む側に回らないよう差別も戦争も許さない社会づくりをして行きたいとの声もあった。(都連青年部)