狭山青年共闘会議は10月28日、狭山事件の再審を求める情宣行動を上野駅前浅草口で行ない、23人が参加した。
狭山青年共闘会議では、例年5・23と10・31に合わせて行なわれる狭山市民集会の前日に石川一雄さんの無実と再審の開始を訴える情宣行動を上野駅前を中心に行なっている。
緊急事態措置とまん延防止等重点措置が解除され、都内の新規感染者数も落ち着きを見せているが、まだまだ予断を許さない状況ということもあり、今年の5月に行なった前回の情宣行動と同様に、拡声器を使用したマイクアピールやチラシの配布などは行なわないスタンディング形式で情宣行動を行なった。
マイクアピールの代わりとして、事前に情宣文を録音したものをスピーカーで流し、横断幕や参加者それぞれが工夫し自作したプラカードなどを掲げて石川さんの無実と一刻も早い再審の開始、事実調べの実施など上野駅前を歩く人々に対し訴えた。通行する人たちの中には足を止めて見てくれる人もおり、全く狭山事件を知らない人でも知るきっかけになったのではないかと感じる。
狭山再審の闘いは大詰めを迎えており、来年には事実調べを求めていくなどの動きがある中で、コロナ禍の中であっても工夫を重ねながら、石川さんの見えない手錠を一日も早く外すため、我々青年たちだからこそできる狭山の取り組みを今後も行なっていく。
(狭山青年共闘会議)