都連青年部は4月14日、第5回聞取り活動を東京解放会館で行なった。この活動は、解放運動を支え長年活躍されてきた先輩方の「歩み」を確認し記録に残していくことを目的にしている。
また、活動を通じて運動や交流の場を広げていくため東日本部落解放研究所、東京都同和教育研究協議会と共同で取り組んできた。
第5回目は「世代から世代へ~私が歩んできた道~」をテーマに語り手を、国立支部で活躍している****さんにしていただいた。
生い立ちや部落の現状、家族との関わりや被差別体験、様々な団体との共闘・関係のなかで自身の差別意識に気づきを得たことなどを語っていただいた。また、ご自身が原告にもなっている「全国部落調査」復刻版出版事件裁判についてもふれ、現実に差別意識を持っている人がいる中で鳥取ループ・示現舎の行為は恐ろしいことであり、許すことはできないと訴えた。
「理解しあうのは本当に難しい。しかし、簡単ではないがそれが出来ないと目をむけてくれないのでは」と語る****さん。支部をはじめ様々な活動に取り組み、内外に積極的に反差別を訴え続けてこられた経験による言葉だ。「いろんな立場の人と繋がって欲しい。それは、部落差別を訴えるうえで切り離せないもの。派手じゃなくていい、着実に歩みを」と貰ったメッセージを受け止め、青年部も活動を盛り上げていきたい。
(都連青年部)