事実調べ実施へ取り組みの拡大を
拡大全国狭山活動者会議・住民の会交流会


拡大全国狭山活動者会議・住民の会交流会

 拡大全国狭山活動者会議・住民の会交流会が9月19日、部落解放同盟中央本部で開催された。16都府県連および全国各地の住民・市民の会から支援者67人が参加した。

 組坂委員長の開会挨拶の後、石川一雄さん、早智子さんがアピールを行ない、今度こそ何としても再審開始決定を勝ち取るために、全国各地で奮闘する皆さんのご支援を引き続きお願いしたい、と訴えた。石川さんの思いをしっかりと受け止め、各地での取り組みの強化を全体で確認した。

 弁護団の中山武敏主任弁護人より再審勝利に向けた熱い決意表明の後、中北龍太郎事務局長より「この間の新証拠の意義と今後の課題」についての報告がされ、9月9日に行なわれた40回目の三者協議の状況、新証拠に対する反証に関わる検察官とのやりとりの経過、弁護団が準備しているさらなる新証拠や鑑定書などの提出予定、鑑定人尋問を求める準備作業の現況などの報告がされた。

 片岡明幸・中央狭山闘争本部長の基調提案において、確定判決である寺尾差別判決45ヵ年を糾弾し、事実調べ実施・再審開始を求める10・31狭山市民集会を成功させ、今度こそ再審開始決定を勝ち取る、そのための態勢と取り組みの強化を図っていくことを確認。その後、三者協議での審理状況や弁護団の取り組みなどについての質疑応答、各都府県連、各地からの取り組み報告、意見交換が行なわれ、当面する闘いの最重要課題である事実調べ実施に向けて全国各地から取り組みの拡大を図っていくことを全体で確認し、団結ガンバローをもって閉会した。

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