来春に証人調べの請求をする予定
全国狭山活動者会議・住民の会交流会


 拡大全国狭山活動者会議・住民の会全国交流会が9月15日、大阪・HRCビル5階ホールを会場にオンライン配信を併用し開催された。

 開会挨拶を組坂・中央本部委員長が行なった後、石川一雄さん、早智子さんからのビデオメッセージが上映された。ビデオメッセージの中で石川さんは「コロナ禍で家にいるが、この通り元気です。85歳までには無罪を勝ち取りたいという気持ちでいる。事実調べ、再審開始実現と再審勝利のためにも、より一層の支援を」と呼びかけた。

 続いて、「第3次再審請求審の経過、証拠構造と崩壊、到達点、展望」と題して、中北・狭山弁護団事務局長が狭山弁護団報告を行なった。報告では、第3次再審請求の経過や確定判決の証拠構造と新証拠による有罪証拠の崩壊について説明され、確定判決がことごとく崩壊していること、残り2つの意見書提出後、来春に証人調べの請求をする予定であることなどが話された。

 片岡・中央狭山闘争本部長が基調提案を行ない、当面する闘いとして、①10月29日に狭山事件の再審を求める市民集会の開催、②寺尾判決47カ年の各地での取り組みの実施として、集会や要請ハガキなどの取り組み、再審法改正を求める取り組みの強化などが提起された。

 各地におけるこの間の取り組み報告と意見交換が行なわれ、都連からも藤本・都連委員長がこの間の取り組みの報告を行なった。

 最後に、閉会挨拶を西島・中央本部書記長が行なった。

狭山事件の再審を求める市民集会

 日時 10月29日午後1時~
 会場 日比谷野外音楽堂
 規模 1300人

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