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下山、福江鑑定で再審開始を
拡大全国狭山活動者会議・住民の会交流会


拡大全国狭山活動者会議・住民の会交流会

 拡大全国狭山活動者会議・住民の会交流会が3月20日、部落解放同盟中央本部5階会議室で開かれた。16都府県から60人が参加した。部落解放同盟中央本部の組坂委員長が開会の挨拶を行なった後、石川一雄さん・早智子さんが挨拶に立ち、検察はすべてを明らかにして、裁判所は再審開始を決定してほしいと訴えた。えん罪被害者のドキュメンタリー映画「獄友」の公開を前にして金聖雄監督からもえん罪・狭山への深い想いを込めた一日も早い再審開始を求めるアピールがあった。狭山弁護団事務局長の中北弁護士からは、1月に提出された「脅迫状は99・9%の確率で石川さんが書いたものではない」と結論づけた福江報告書の内容の詳細とその意義について説明がされた。「市民の会」事務局の鎌田慧さんからの挨拶もあり、55年も無実を訴えている石川さんと狭山事件の真相を市民に手法をこらしながら丁寧に伝えていこう、と呼びかけた。

 弁護団の中山武敏主任弁護人は下山鑑定と福江報告書の意義をしっかりと踏まえ、事実調べの重要性を広く訴えていくこと、第三次こそ部落差別にもとづくえん罪事件であることを無視し続けている裁判所にそれを認めさせようと訴えた。

 狭山中央闘争本部長の片岡さんの基調提案・行動提起を受け、各地からの報告や弁護団への質疑を交わし、当面する課題と具体的な取り組みを確認し終了した。

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