河村健夫弁護士を講師に
狭山事件の再審を求める東京集会へ

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 1963年5月1日、埼玉県狭山市で発生した女子高校生殺害事件、いわゆる狭山事件で、被差別部落民である石川一雄さんが不当に逮捕されてから55年が経過しようとしています。

 第三次再審請求(2006年5月)以降、現在までに石川さんの無実を証明する191点もの新証拠や科学的鑑定書が裁判所に提出され、確定有罪判決は完全に崩壊し、証拠のねつ造までもが大きく浮かび上がっています。

 2016年8月には「石川さん宅から発見された被害者のものとされる万年筆は被害者のものではなかった」ことが証明され(下山鑑定)、2017年1月には川窪鑑定が出され、犯人が残した唯一の物証である脅迫状の訂正箇所は、被害者の万年筆で訂正したと裁判で認定されているが、ペン先が明白に異なり、被害者の万年筆で訂正されたものではない=ねつ造された証拠であることが科学的に証明されました。

 続々と石川さんの無実を証明する新証拠・鑑定書が裁判所に提出されるなか、今年1月15日、狭山弁護団は、コンピューター解析による鑑定手法の専門家である東海大学の福江潔也教授による筆跡鑑定書を提出しました。

 脅迫状の筆跡と石川さんの筆跡は形が大きくずれていて「99・9%の確率で別人のもの、別人が書いたと考えなければ不合理だ」と結論づけています。

 石川一雄さんは、絶対に無実です。今こそ、再審開始を求める大きな世論が必要です。狭山東京実行委員会は来たる2月23日、台東区民会館・大ホールにおいて「狭山事件の再審を求める東京集会」を開催します。

 集会では、狭山弁護団の河村健夫弁護士をお招きし、狭山再審審理の最新情報とともに「私たちが真っ先に求める事実調べ ベスト3」と題した講演が行われます。

 一日も早く再審開始、石川さんの無実を勝ち取るために、2.23「狭山東京集会」に各地・職場から再審開始の声を集めよう!


 狭山事件の再審を求める東京集会
 日時2月23日(金)18時30分 開会
 場所台東区民会館9階 大ホール
 内容講演「私たちが真っ先に求める事実調べ ベスト3」講師 河村健夫 弁護士(狭山弁護団)
 石川一雄さん、早智子さんからの訴え/支援団体アピールなど。