狭山東京実行委員会(議長・中條貴仁)は、9月21日、台東区民会館で、狭山事件の再審を求める東京集会を開催した。オンライン併用で開催し、会場参加(160名)とオンライン参加(22名)を合わせて182名が参加した。
集会は、国安輝至さん(東京教組書記次長)の司会で進行され、中條議長による主催者挨拶、続いて、桐田達也事務局長が集会の基調を提案し、確認された。
基調では、事実取調請求書の提出によって、裁判所が鑑定人尋問を実施し再審決定を出すのか否かが、現実的攻防点になってきた。この重大な局面を受け、鑑定人尋問を求める署名を全力で取り組もうと提案され確認された。
学習会として狭山弁護団の河村健夫弁護士を招き、事実取調請求の内容と運動の課題につい て学習した。
河村弁護士は、冒頭、事実上、裁判官に事実調べをさせなければ再審開始は難しいと鑑定人尋問など事実調べの重要性を語り、8月29日に請求した内容について詳細に説明され、2023年春以降が「攻防の中心点」になる、総力をあげて闘おうと訴えた。
学習会の後、石川さん、早智子さんのビデオメッセージを視聴し、狭山青年共闘会議、東京平和運動センター、三多摩平和運動センターの3団体からアピールをいただいた。
最後に、「鑑定人尋問を実施させ、再審開始決定を勝ち取るための決議(案)」を真鍋孝幸さん(東京同宗連議長)より提案され、参加者全員で確認し、飯塚康浩さん(解放同盟都連執行委員長)から、集会のまとめが行なわれ、中條議長による閉会挨拶と団結頑張ろうで集会を終了した。