総力をあげた闘いで狭山再審開始へ
狭山東京実行委員会第24回総会へ参加を


 事件発生から55年、確定判決から44年が経過した狭山事件は、第3次再審請求以降だけでも217点もの石川さんの無実を証明する新証拠が裁判所に提出され、多くの国民が注視する中で審理は大詰めを迎えている。

 今年の1月15日に提出された福江潔也・東海大学教授によるコンピュータを使った筆跡鑑定(福江報告書)は、石川さんが書いたと認定されている脅迫状は、99・9%の確率で別人が書いたものであると結論している。さらに、今年8月30日には、下山進・吉備国際大学名誉教授による下山第2鑑定が提出され、発見万年筆が偽物であることを証明し、「インク補充説」は完全に崩壊し、証拠の捏造までをも明らかにした。

 次々と提出される確定判決をつき崩す新証拠によって、有罪証拠の主軸とした脅迫状は石川さんが書いたものではないこと、被害者のものとされる万年筆、カバンに関する自白などが「秘密の暴露」(犯人にしか知り得ないこと)とは言えないことが明らかになり、確定有罪判決は完全に崩れている。

 このような狭山第3次再審をめぐる情勢の中、12月13日、狭山東京実行委員会第24回総会が開催される。事実調べ実施要求の一大高揚を図り、2019年こそ、今度こそ事実調べ・再審を勝ち取るために東京都内各地域・職場での取り組みの課題や方向を確認し、闘いの決意を固める重要な総会となる。

 狭山東京実行委員会の各構成団体のみならず、地域共闘や職場からの参加を呼びかけたい。

 事件発生から55年が経過した狭山事件の再審審理をこれ以上引き延ばすことは許されない。幾度となく許し難い棄却決定に再審を阻まれてきたが、今度こそ勝負である。2019年、総力をあげた闘いを展開し、事実調べ実施・再審開始に向けて突き進むために、狭山東京実行委員会第24回総会を成功させよう!

●狭山東京実行委員会

 第24回総会

 日時 12月13日(木)午後5時 開会

 場所 田町交通ビル5F会議室

 内容 一部:第24回総会

    二部:講演・学習会

 講師 片岡明幸(狭山闘争本部長)

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