狭山東京実行委員会は、3月25日、 飯田橋SKプラザにて、第29回総会を開催し構成団体から51名が参加した。
総会は、真鍋孝幸さん(副議長・東京同宗連議長)の司会で進行された。まず、中條貴仁議長が主催者を代表し挨拶され、その後、桐田達也事務局長が活動報告と活動方針案を提案し、確認された。
次に新役員案を司会者が提案し承認され、中條貴仁さんが議長に再任された。
最後に村上優美さん(都高教)より「部落差別と冤罪を許さない社会的世論をこの東京の地でつくりあげ、事実調べ実現ー再審開始、無罪判決をかちとろう」と総会決議案が提案され、参加者一同で確認した。
確認された活動方針は、①東京高裁の家令和典・新裁判長はインク鑑定の実施を、東京高裁に事実調べを求める署名をさらに広げよう、60万、70万の署名を獲得し、裁判所を動かす世論を拡大していこう、②狭山事件の再審を求める市民集会に結集し、全国的な狭山の闘いと連帯しよう、石川さん不当逮捕から61年を迎えて5月23日、日比谷野音で開催される市民集会に積極的に参加しよう。③9月25日に開催する狭山事件の再審を求める東京集会を勝利の集会となるよう取り組みを強化しよう、④証拠開示の義務化、再審開始決定に対する検察官抗告の禁止、事実調べの保障などを盛り込んだ再審法に改正させ、冤罪の撲滅をはかろうの4点。
総会終了後。第2部として、山本志都弁護士を招き「事実調べ実現にむけた弁護団の闘いの現状や見通しについて」をテーマに学習した。
狭山事件の再審を求める市民集会
日時 5月23日(木)午後1時開会
場所 日比谷野外音楽堂
*集会終了後デモ行進を予定