事実調べを求める10万筆以上の署名を提出
10・28狭山事件の再審を求める市民集会

 


狭山事件の再審を求める市民集会

 狭山事件の再審を求める市民集会が10月28日、日比谷野外音楽堂で開催され、1000人が参加した。主催は、狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会。

 今年12月末までに20万筆を目標にした「事実調べ(鑑定人尋問・鑑定の実施)を求める緊急署名」の第1次集約では、団体署名:1024団体、個人署名:10万3921筆が集まり、東京高裁に提出した。

 集会では、西島・中央委員長が開会あいさつを行なった後、立憲民主党、社会民主党、れいわ新選組からの連帯あいさつがあった。

 続いて、石川一雄さん、石川早智子さんが登壇しアピールを行なった。石川さんは「48年前の寺尾判決の日を思うとやるせない気持ちだ。みなさんのおかげで沢山の署名が集まった。勝利するまで倒れてはならないという気持ちで闘っている。この第3次再審請求で終結するように、いっそうの支援を」と訴えた。

 狭山弁護団報告では、中北・狭山弁護団事務局長が「再審開始決定の入り口である事実調べ請求によって狭山第3次再審請求審は大きな山場に差し掛かった。なんとしても事実調べを実現させなければならない」と訴え、高裁に証人尋問を求める11人の鑑定人のうち4人の鑑定について紹介した。

 基調提案を片岡・中央狭山闘争本部長・副委員長が行ない「鑑定人の証人尋問と裁判所による鑑定を実施させるためにも、事実調べを求める緊急署名運動をさらに拡大し、多くの署名を集めよう」と話された。

 また、袴田さんを救援する清水・静岡市民の会の山崎さん、狭山事件の再審を求める市民の会事務局長の鎌田さんからアピールがあった。

 小林・中央共闘事務局長が集会アピールを提案し採択された後、閉会挨拶を赤井・中央書記長が行なった。

 集会後はデモ行進を行ない、石川さんの無実と鑑定人尋問・事実調べ実施と再審開始を訴えた。

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