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石川一雄さん東京高裁に事実調べ求める

第13回高裁前アピール行動

 

狭山高裁前行動 狭山事件の再審請求をめぐる東京高裁での審理は、事件発生と不当逮捕から50年目を迎えた今年、いよいよ最終的な段階に入っている。今年3月からは、担当の裁判長(東京高裁刑事第4部総括判事)がこれまでの小川正持判事から、河合健司判事に代わったが、今後は河合新裁判長に対して、一日も早く事実調べに着手するよう求めていくことが重要になっている。
 石川一雄さん、早智子さん夫妻は、3月13日から第13回目となる東京高裁前でのアピール行動をはじめた。都連各支部のなかまも、初日3月13日、午前8時30分からはじまった、この行動の応援に駆けつけた。この日、東京は朝から風の強く吹く「春の嵐」といった天候だったが、石川一雄さん夫妻、そして応援に駆けつけた都連や埼玉、そして同宗連のなかまたちは、道行く都民にチラシとティッシュを配り、署名への協力を求めた。
 マイクを取った石川一雄さんは、「検察は未だに裁判所から開示勧告を受けた証拠を開示していない。これは信じられないほどひどいことだ。新しい裁判長に、ぜひ弁護団が出した新証拠をよく検討してほしい。そして裁判所の職権で鑑定人尋問などの事実調べをぜひやっていただきたい」と強く訴えた。

部落解放同盟東京都連合会
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