狭山再審実現へ協議

拡大全国狭山活動者会議
狭山住民の会全国交流会


sayama

 拡大全国狭山活動者会議・狭山住民の会全国交流会が4月7日、日本教育会館でひらかれ、都連を含む80人が全国各地から参加した。袴田再審開始決定をバネに、当面する課題を協議した。
 集会では、中央本部の組坂繁之委員長、狭山事件の再審を求める市民の会(市民の会)の庭山秀雄代表が開会あいさつをし、石川一雄さん、石川早智子さんがあいさつをした。
 また、狭山弁護団の中山武敏主任弁護人がこの間の三者協議と今後の課題を報告、高裁に事実調べを迫る決意を語った。
 そして、市民の会の鎌田慧事務局長が①学者・文化人による高裁要請行動②新聞意見広告へのワンコイン運動③パレードの工夫などを提起。
 基調提案では、中央狭山闘争本部の片岡明幸本部長が、5年間の三者協議の中、逮捕当日の上申書をはじめ証拠開示が大きな成果を上げている。裁判所は証拠開示路線を継承しているが、確実に事実調べ・再審開始に動いているわけではないと分析し、裁判所に棄却をさせない運動をしながら事実調べを求め証拠開示を積み上げようと述べ、以下の当面する闘いについて提案した。①石川さんの高裁前アピール行動の実施②5・23狭山市民集会の実施(5月23日13時〜、日比谷野外音楽堂)③映画「SAYAMA」の上映運動と国会での上映④各地のパネル展、要請はがきなどの取り組み強化⑤メーデーでの情宣実施。
 映画「SAYAMA」の金聖雄監督、布川事件の桜井昌司さん、部落解放中央共闘会議の清水秀行事務局長からもあいさつがあった。
 次に、12都道府県の14人の参加者から各地のとりくみ報告がされ、意見交換がされた。東京からも狭山東京実行委員会の活動を中心に報告がされた。
 最後に中央本部の西島藤彦書記長が閉会あいさつを行なった。