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狭山事件の再審開始を
狭山事件の再審を求める市民集会
取り調べの全面可視化と証拠開示を
義務づける法律の制定を求めて署名を提出
12月1日午後1時から、日比谷野外音楽堂で、「なくせ冤罪! いまこそ取調べ可視化・証拠開示の法制化を!」狭山事件の再審を求める市民集会が開かれた。主催は同集会実行委員会。
当日は、時おり小雨が降る肌寒い天気だったが、全国各地から市民が集まり、東京からも都連同盟員や東京平和運動センター、狭山東京実行委員会に参加する労組のなかまなど多数が参加した。
集会では、石川一雄さん夫妻が「昨日も福井事件の再審開始決定が出た。次は狭山だと信じている。重い扉は開きつつあると思う。本当に大きな山場なので、ぜひ皆さんのお力を貸してください」と訴えた。また、布川事件で再審無罪を勝ち取った桜井昌司さん、足利事件で再審無罪を勝ち取った菅家利和さん、志布志事件で無罪判決を勝ち取った川畑幸夫さん、志布志事件国家賠償裁判原告団長の藤山忠さん、袴田事件で再審請求をしている袴田巌さんのお姉さんの袴田ひで子さん、そして、いわいる「東電OL殺人事件」で再審請求をしている「無実のゴビンダさんを支える会」の事務局長である今井恭平さんが次々にマイクを握り、狭山事件の再審開始に向けた連帯の気持ちと、捜査当局の取調べを可視化するとともに検察に証拠開示を義務づけるような法律を作ることが急務だと強く訴えた。
集会参加者は、この間全国的に取り組んできた「公正な証拠開示の法制化を求める署名」25万人分を携えて国会に誓願デモをおこない、狭山事件の再審開始と、えん罪をなくす司法の民主化を広く訴えた。
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