寺尾判決の矛盾が明確に

自治労東京都本部
狭山現地調査

 

 自治労東京都本部は反差別・人権擁護の取り組みとして、狭山再審闘争勝利に向けて、各種集会や映画「SAYAMA」の上映運動などに取り組んできた。
 この間、三者協議では、石川一雄さんの無実を証明する証拠が次々と開示されている。予断と偏見によって作り上げられた寺尾判決をあらためて検証するために6月27日(土)に、狭山現地調査を行った。
 当日は、午前中に解放同盟東京都連合の近藤書記長から狭山事件と第三次再審闘争を巡る状況等の講演の後、「狭山事件、ある弁護人の闘い」の上映を行い。その後、石川一雄さんと早智子さんからお話しを聞いた。大きな集会では聞くことのできない家族の話などが聞くことが出来た。午後からは、解放同盟都連の方を講師に参加者を3班に分け、当時の石川さんの家を再現した現地闘争本部を起点に現地調査を行った。現地の様子は宅地化が進み52年前とは様変わりしているが、寺尾判決がいかに矛盾に満ちているかが理解することができた。(自治労東京都本部)