INDEX > 狭山事件

今こそ大衆の力で不正義を打ち破ろう

狭山事件の再審を求める市民集会へ

 12月1日13時から 日比谷野外音楽堂

 
9月28日に行われた第8回三者協議において、弁護側が開示を求めていた「スコップの指紋検査報告書」等について、検察官 は「不見当」(ふけんとう、見当たらない)と回答した。これに対して弁護団は、「回答には納得できない」として追及、さらに関連 する証拠の開示も求めた。弁護団は、今後裁判所に対しても追加の開示勧告を申し立てることにしている。証拠開示をめぐる攻防は依然続いている。徹底した証拠開示と事実調べを求める世論をさらに大きなものにしていく必要がある。

 そこで、狭山事件の再審を求める市民の会(庭山英雄代表)や部落解放同盟中央本部が呼びかけて作っている市民集会実行委員会は、12月1日13時から、日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会」を開催することを決めた。当日は集会後デモ行進が行われる予定だ。

 また、市民集会実行委員会は、この集会に向けて現在全国で取り組んでいる「証拠開示の法制化を求める請願書名」運動を全力で取り組み、この集会に合わせて国会に提出したいと考えている。

 狭山事件の再審開始をめぐっては、今がまさに正念場だ。今回検察は、弁護団の再三の要求や裁判所のすすめを無視して証拠開示を拒んだ。これはつまりは、検察側が再審を阻止するためにならどんな卑怯な手段、不正義に訴えてでも闘う覚悟であることを見せたと見るべきだ。狭山再審要求運動はそもそも大衆運動であり、法廷内で真実を積み重ねて行けばそれだけで再審の扉が開かれるものでははない。今こそ運動の出番だ。12月1日の「狭山事件の再審を求める市民集会」に全力で集まろう。

部落解放同盟東京都連合会
http://www.asahi-net.or.jp/~mg5s-hsgw/