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7.12狭山事件の再審を求める集会
今年中に再審開始を実現し、半世紀にわたる闘いに決着を!
去る7月12日午後6時30分から、総評会館(千代田区神田駿河台)にて「狭山事件の再審を求める市民集会」が開催されました。集会では主催者を代表して、狭山事件の再審を求める市民の会の代表庭山英雄弁護士からその日の午後3時から東京高裁と東京高検に要請行動を行ったことが報告されました。
報告の要旨は、
「今年5月に新たに小川正持裁判長が就任したことから、弁護団が提出した新証拠について事実調べ、筆跡鑑定などの証人尋問を求めるとともに、検察官にたいしては、弁護団の証拠開示請求、裁判所の開示勧告に応じて、公正に証拠開示を行うよう求めた。
また、要請行動では、167人の文化人署名、2714の団体署名3647筆の個人署名、2052枚の要請はがきを東京高裁宛てに提出。2695の団体署名、582の個人署名2073の要請はがきを東京高検に、提出した。」というものです。
また、布川事件で再審無罪をかちとった桜井昌司さんと布川事件弁護団の佐藤米生弁護士の報告、菅家利和さんの連帯アピール受け、足利、布川に続き、狭山事件においても証拠開示、事実調べを実現していくことの重要性を確認しました。
石川さんは「いよいよ(狭山再審闘争は)大詰めを迎えています。今年中に決着を付けたいと思っています。そして同時に(不当逮捕以来)半世紀(が経過する)までに、無罪を確定したい」決意を述べました。
集会翌日の7月13日に第7回三者協議が持たれ、検察官は弁護団の提出した証拠は新規性明白性がなく、証拠開示の必要性はないとする意見書を提出しました。そして、スコップの指紋検査報告書などの証拠開示には応じませんでした。次回三者協議に向け、証拠開示実現の運動の輪をひろげ、さらに世論を大きくしていこう!
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