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狭山事件の再審を求める市民集会に結集を!
7月12日 総評会館にて
狭山第三次再審闘争は今、大きな山場を迎えています。
2009年12月に東京高裁は東京高検の検察官にたいして8項目の証拠開示の勧告をおこない、2010年5月には36点の証拠開示がおこなわれました。しかし、いまだに「殺害現場」とされた雑木林の血痕検査報告書や事件当時撮影された8ミリフィルムなどの重要な証拠は「不見当」とされ開示されていません。東京高検にはいまだ多くの裁判に出されなかった証拠が眠っています。
2010年に証拠開示された資料の中に、石川さんが逮捕当日に書いた上申書がありました。この上申書は、部落差別によって教育を十分に受けられなかった石川さんが当時、漢字もあまり書けなかったことを示し、犯人の残した脅迫状との筆跡の違いは歴然としています。また、事件当時の警察官の捜査報告書が開示され、自白の誘導と証拠ねつ造が浮かび上がっています。
このような石川さんの無実に結びつく重要な証拠が47年間も隠されていたことこそ問題です。検察官は手持ち証拠は積み上げれば2〜3メートルと言っていたのですから、まだ多くの証拠があることは明らかです。
3月23日に開かれた三者協議に続いて、7月にまた、三者協議が開催されることになっています。この場でも証拠開示がすみやかにおこなわれるよう強く求めていく必要があります。そこで、下記の通り「狭山事件の再審を求める市民集会が開催されます。多くの皆さんの参加を!
日 時:7月12日(火)18時30分?20時30分
会 場:総評会館(千代田区神田駿河台)
主 催:狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会
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