何としても後藤裁判長は事実調べを
第39次高裁前アピール行動


第39次高裁前アピール行動

 4月に行なわれる狭山事件の第3次再審請求審の39回目の三者協議の進展に向け、第39次高裁前アピール行動が4月4日から始まった。東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、福岡から50人以上の支援者が東京高裁前に集まり石川一雄さんの無実、再審開始を訴えた。義姉の石川ウメ子さん、足利事件の菅家利和さんもかけつけた。

 石川さんはマイクを持ち「事実調べや再審が開始されれば、おのずと無実は明らかになる。机上論で犯人だというのは納得できない。4月に行なわれる三者協議で後藤眞理子裁判長には、なんとしても事実調べの実施と再審の開始決定を出していただきたい」と訴えた。

続いて、各支援者たちがマイクリレーをしながら、下山第1・第2鑑定や福江鑑定をはじめとした数々の新証拠・鑑定書について、その重要性と事実調べの必要性を強調し、石川さんの無実と再審開始を訴えた。また、足利事件の菅家利和さんは「石川さんは56年間も苦しんでいる。石川さんは必ず無実であり、なんとしても再審を開始しなければならない」と訴えた。

 最後に石川早智子さんはマイクを持ち「後藤眞理子裁判長の良心を信じます。石川が生きて元気なあいだに一刻も早い鑑定人尋問と再審の開始を。これはあなたの責務です」と強く訴えた。

 高裁前アピール行動は4月11日にも引き続き行なわれた。

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