差別意識を生じさせる
書き込みであると回答

Yahoo!知恵袋差別事件で東京法務局交渉



ヤフー知恵袋

 都連と品川支部は11月11日、「昔、被差別部落の人たちは犬狩りや屠殺など四本足の動物を殺す不浄な商売をしていた」などと書き込んだYahoo!知恵袋差別事件等をめぐり東京法務局交渉を法務局会議室で行なった。
 東京法務局は深川第二課長をはじめ3人、都連は長谷川委員長はじめ3人、品川支部は青木支部長はじめ2人が出席した。
 この交渉は9月30日の東京法務局交渉の中でもう一度話す機会をもつとの約束にもとづいて行なわれたもの。都連は10月1日付けでヤフー株式会社から「本件については、改めて社内にて慎重に検討した結果、削除措置を講じております。」との回答の文面が都連に届いていることをまず話した上で、あらためて、Yahoo!知恵袋差別事件についての見解を求めた。
 東京法務局は今回の書き込みは「差別意識を生じさせることにつながる書き込み」「差別を助長することにつながる書き込である」と述べた。しかし、どのような対応、取り組みをするのか明確な回答をしなかった。
 都連は削除することはできたが、再発防止策を講じなければ同じような差別書き込みは繰り返されると指摘し、プロバイダー業界が差別に係わるガイドラインをつくるように働きかけることを強く求めた。