陳述書(第二次)と「準備書面7」を提出
復刻版裁判第8回口頭弁論



第8回口頭弁論 報告集会

 5月28日に「弁論準備」

 「全国部落調査」復刻版出版差し止め事件裁判第8回口頭弁論が、3月12日、東京地裁103号法廷でおこなわれ、原告、傍聴含めて約150人が参加した。都連からも共闘関係など約40人が傍聴行動などを闘った。

 第8回口頭弁論では、被告宮部が「準備書面6」を提出し若干の説明をおこなった。説明の内容は解放同盟批判だが、その批判の仕方は、「批判」にとって都合の良い言葉を引用し、解放同盟が言ってもない、やってもないことを言ったよう、やったように書くという手法で、「批判」にもあたらない。そして、基本的に裁判の争点とは的はずれな内容だった。

 解放同盟側(原告)からは、「準備書面7」を提出。また原告一人一人の陳述書を提出(第二陣)した。陳述書は第一陣、二陣あわせて36人分を提出した。今後原告すべての陳述書を提出する予定である。

 裁判は、双方の主張が概ね出そろい、原告・被告尋問の段階にはいっていく。この局面を受け裁判所は、議論を整理し今後の打ち合わせをおこなう「弁論準備」を提案した。原告、被告両方が受け入れ5月28日に開催される。

 裁判終了後の報告集会で、片岡中央副委員長は、①インターネット上の違法・有害情報への適切かつ迅速な対応を図るために業界4団体が設立した「違法情報等対応連絡会」に要請をおこなった。②裁判は証人尋問の段階に入る。そのため陳述書は重要である。③宮部の差別扇動に対する被害実態を集約していこう。④国会でも論戦をはかり法務省の対策を強化していく。都府県連でも法務局交渉を実施してもらいたいと報告と提起があった。