港区の都立公園でも差別落書

悪質な差別落書が連続して発覚



港区落書き

 部落差別落書が、1月6日、港区内都立公園内の男子トイレで発見された。発見者は、港区みんなとパトロール巡回業務の担当者。
 発見した担当者は、「巡回業務」統括担当へ連絡し、指示にもとづき、写真を撮影し、遮蔽した。その後、連絡を受けた都立公園の公園管理者が差別落書を消去した。
 また、東京都は、再発防止に向け、「部落差別に関する落書は人権侵害行為であり、部落差別解消推進法の趣旨にも反し許されない」旨の警告文を男子トイレに掲示した。
 差別落書は、男子トイレのタイル壁に、縦20cm×横30cm程の範囲に書かれ、その内容は、「セン犯 ヒロ仁 ・・・・下ニ エタ」と全体的に意味は不明だが、「ザコども」「カネくい」などと否定的な単語も使われており、その文脈の中で、「エタ」と書かれ、明らかに差別的意図で落書行為がおこなわれている。
 葛飾区をはじめ、最近練馬区でも悪質な差別落書が連続して発覚している。港区でも連続する可能性があり、公園周辺も含めた警察によるパトロールや他の都立公園での巡回などを強化することが求められている。