INDEX > 差別事件

同和研修の充実へ
改善・充実の具体策を評価

特別区職員研修所と都連で意見交換会


 8月29日、特別区職員研修所と都連の意見交換会を研修所会議室で開催した。
 この意見交換会は特別区職員研修所で起きた「清掃職員(10年目)現任研修(同和研修)における講師の差別助長発言事件」を踏まえた「清掃研修の改善・充実について」の見解文(2011年8月30日)で位置づけられたものである。研修の充実・改善についてこの一年間の取り組みが報告され意見交換が行われた。
 特別区職員研修所は、1、講師養成研修の充実・改善については、研修の冒頭に、人権・同和問題研修の実施の経緯、意義、各カリキュラムのねらい等について説明。また講師としての実践力の向上を目的として@差別事例や差別表現に関する講義、A登壇経験者の実例紹介B視聴覚教材の紹介を導入したことを報告。
2、同和研修の改善・充実については、当事者の視点を踏まえた差別の実態から学び、職場において実践的指導を行うことができるよう、同和研修(新任技能長、新任統括技能長を対象とした研修)において外部講師を試験的に導入したなどの報告があった。    
 報告の後、意見交換を行ない、都連からは研修の改善・充実の具体策を評価するとともに、今後も年一回意見交換を行ない同和研修の充実を図っていこうとまとめた。 
 

部落解放同盟東京都連合会
http://www.asahi-net.or.jp/~mg5s-hsgw/