ハラスメント防止へ学習
第75期中央解放学校



第75期ブロック別中央解放学校

 第75期ブロック別中央解放学校が群馬県高崎市で開催され、関東ブロック各都県連から110人の代表が参加した。

 第1講は、部落解放同盟中央本部西島書記長が、「部落差別解消推進法の具体化に向けた今後の課題」と題して講演した。西島書記長は、法の周知に向けた取り組みと法の具体化に向けた財源確保の取り組みが重要。また、法務省は実態調査について来年度予算を要求している。国民がなぜ部落差別をするのか調査から割り出せるような調査項目が必要だ、と法を活用する運動を訴えた。

 第2講は、「狭山第3次再審の現状と課題」をテーマに中央狭山闘争本部長・片岡中央副委員長から、これまで約200点の証拠開示の中で「上申書」(筆跡の違いは一目瞭然)、取り調べ録音テープ(自白証拠が無実の証拠に)、「手拭い」(証拠の改ざんが浮き彫りに)、「万年筆のインク」(万年筆のでっち上げ)にかかわる新証拠が重要だ、三者協議は終盤を迎えた、事実調べ、鑑定人尋問の実現で再審開始を勝ち取ろうと提起した。

 第3講は、一番目として、社会保険労務士・(有)ビジネス・パートナー・オフィス代表の桑野さんより、「ハラスメント防止」にむけたお話をいただいた。ハラスメントには、セクハラ、パワハラ、LGBTハラスメント、マタハラ、パタハラ、ケアハラなどがある。相談を受けるにあたって、相談者の「いやだ」という気持ちにどこまで寄り添えるかが重要だと話された。また、2番目として、山崎中央執行委員より、「男女平等社会実現基本方針(第2次改訂)」の説明と具体化に向けた提起がなされた。