私にとっての解放運動
第9回東日本同和教育実践交流会



 学校、地域で被差別部落の子ども、青年、親たちと同和教育に取り組む人々の実践を図るため、東日本部落解放研究所は、1月21日(日)、台東区立東上野区民館で第9回東日本同和教育実践交流会を開催し、学校、地域における実践者はじめ、関係者、研究者ら60人が参加した。

 午前の部では、当研究所松浦利貞副理事長の開会あいさつの後、部落解放同盟群馬県連合会事務局長の深田広明さんから、問題提起として「自分にとっての部落解放運動」をテーマに、ご自身の部落解放運動に取り組むきっかけや群馬県における部落解放運動の現状、今後の課題について報告された。

 午後の部の実践報告Ⅰでは、東京の小学校教員の安部武さんによる「自分がやりたいことと子どもたちの可能性」、実践報告Ⅱでは、長野の中学校教員の高橋文男さんによる「部落を受けとめ始めた生徒とのかかわり︱その後」をテーマに、児童、生徒、家族との交流を通して、部落差別問題と正面から向き合い、真摯に取り組む姿が報告された。