ヘイトクライムを課題に
部落解放第64回全国女性集会



部落解放第64回全国女性集会

 部落解放第64回全国女性集会が5月11日~12日、徳島県徳島市「あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)」他で、「部落差別と闘う女性の力で憲法改悪を許さず、人権・平和・環境・命を守るため、女性が先頭に立って取り組みをすすめよう!」をメインテーマに開催された。東京都連女性部から10人が参加した。

 オープニングでは、地元の女性部を中心に、ギターと手話歌で「母は闘わん」と「世界に一つだけの花」が披露された。

 全体会の記念講演は、元徳島県教職員組合書記長の冨田真由美さんを講師に招き「徳島県教組襲撃事件―ヘイトクライムとの闘い―」と題したお話をお聞きした。

 二日目の分科会では、「部落解放運動入門(女性部組織活動含む)」「狭山闘争と冤罪事件の取り組み」「差別事件の実態と差別糾弾闘争の課題」「女性の文化活動・識字活動の課題」「地域の保育・教育運動の課題」「女性差別撤廃にむけた取り組みと反差別協働闘争の課題(女性差別について考えよう)」「女性の生活・労働・福祉・まちづくり運動の課題」の7つの分科会に分かれて、各都府県連からの報告および意見交換が行われた。東京都連は、第3分科会「差別事件の実態と差別糾弾闘争の課題」で活動報告を出し、国立市の人権条例制定の取り組みについて報告した。

 東京都連女性部では、毎年積極的に集会に参加している。全国の他府県連の女性たちと交流し、互いの取り組みを学び合うことができた。参加者同士、各支部の交流を深めることもでき、非常に意義のある集会だった。

(都連女性部)

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