取り組みを学び合い意義のある集会に
第65回関東女性集会が3年ぶりに開催



部落解放第65回関東女性集会

 9月4日、埼玉県さいたま市で部落解放第65回関東女性集会が開催され、東京都連からは18人が参加した。昨年と一昨年はコロナ禍で中止となっており、3年ぶりの開催となった。

 全体集会では、まず主催者あいさつ、来賓あいさつ、石川一雄さん早智子さんからのアピールがあった。石川さんは、すぐにでも事実調べをおこない再審開始をしてほしいと強く訴えた。集会の基調は資料を各自読んでおくことで提案に代えられた。

 続いて長野県連の西藤千代子さんから「私の歩んだ道」の報告がされた。結婚で部落に出会い、運動に参加していったこと、家族のこと、復刻版裁判の原告となったことなどを話された。

 記念講演は、川崎市ふれあい館館長の崔江以子さんのお話をうかがった。ヘイトデモ・ヘイトクライムの卑劣な実態や、それと闘い地域の共同の取り組みで罰則付きの条例を勝ち取った経緯をていねいに伝えていただいた。

 分科会では3つの分科会に分かれて、各都県連からの報告と意見交換が行なわれた。東京は、第1分科会「思いを語ろう(解放運動入門)」の司会を担当した。第2分科会「活動を交流し合おう(反差別・反戦・平和)」では沖縄の反基地闘争の報告と助言を担当した。第3分科会「狭山闘争」では高裁前行動や各支部の集会などの取り組みについて報告をした。会場では活発な発言が出された。関東の他県連の女性たちと交流し、取り組みを学び合い、非常に意義のある集会だった。

(都連女性部)

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