狭山を闘う石川さんをえがいた講談も披露
部落解放第63回関東女性集会



部落解放第63回関東女性集会

 部落解放第63回関東女性集会が8月25日・26日、群馬県みなかみ町で開催され、東京都連からは17人が参加した。

 初日の全体集会では、まず主催者あいさつ、来賓あいさつ、石川一雄さん早智子さんからのアピールがあった。その後、集会の基調が提案された。

 続いて長野県連の小林洋子さんから「私の歩んだ道」の報告がされた。非識字者の夫が運転免許証を取得できるようみんなで支えて、何回も挑戦したことが話された。なかなか試験に受からず、もどかしさから暴力をふるう夫と向き合ってきたという壮絶なお話だった。

 記念講演は、講談師の神田香織さんのお話をうかがった。戦争や原発や差別に反対する独自の講談を創作しており、はきはきとわかりやすい話しぶりで、参加者に大好評だった。後半は「塀の中の叫び」と題した狭山事件の講談を披露し、部落差別にもとづく冤罪事件への怒りをみんなであらためて共有した。

 二日目の分科会では4つの分科会に分かれて、各都県連からの報告と意見交換が行われた。東京は、「思いを語ろう(部落解放入門)」分科会の司会と「反差別・反戦・平和」分科会の報告を担当した。「部落差別の実態」と「狭山闘争」分科会にも各支部から参加した。会場では活発な発言が出された。関東の他県連の女性たちと交流し、取り組みを学び合い、非常に意義のある集会だった。

 帰りのバスでは全員が自己紹介をして集会の感想を言い、各支部で交流をすることができた。

 (都連女性部)

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