第32回人権啓発研究集会が1月11日・12日、神戸国際展示場等で開催され約4000人が参加した。主催は第32回人権啓発研究集会実行委員会。
オープニングは神戸朝鮮高等学校吹奏楽部による演奏が行われ、朝鮮高校無償化裁判への想いを生徒らが訴えた。同会場では署名活動も行なわれた。
全体会では、部落解放・人権研究所所長の金田頼一さんが「兵庫県における皮革産業の現状と課題」についての講演を行なった。特別報告は「たつの市「部落差別解消推進」条例の制定~全国初、「推進法」の具体化へ~」を兵庫県連書記長の橋本喜美夫さんが行なった。
シンポジウム「差別解消法の具体化をめざして」では、3人のパネラーから個別法の現状と課題について「部落差別解消推進法の意義と課題」「ヘイトスピーチ解消法の現段階と課題」「差別解消法の具体化をめざして」の報告がされ、現行法の不十分さが話された。
2日目は5つの分科会
①人権問題入門
②社会的弱者と地域支援
③子どもの人権
④部落差別解消推進法と実態調査
⑤差別禁止法の実現をめざして
そして、フィールドワークが行なわれた。