2月7日立川で『SAYAMA』上映会
4月11日、再審求め三多摩集会



映画SAYAMA

 狭山事件が発生してから51年目になっています。事件当時、真犯人を取り逃がした警察は、被差別部落に見込み捜査を行い、石川一雄さんを犯人にデッチあげました。
 以来、石川一雄さんは冤罪を晴らすため、半世紀もの長きにわたり無実を訴え続けています。不当な「無期懲役刑」が確定した後も再審・無罪を求めて闘ってきました。2010年秋以降、東京高裁・東京高検・狭山弁護団による三者協議が16回開かれ、現在に至っています。三者協議が開始され、一部証拠が出されたことで、再審への期待が大きくそして強くなっています。
 こうした中、昨秋に映画『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』が完成し、上映会が開始されています。三多摩の地でも行おうということで、2月7日に立川市女性総合センター・アイムホールで開催しました。三多摩平和運動センターが主催し、88人の参加でした。
 「映画を通じて、石川一雄さん・早智子さんの再審・無罪への強い信念が感じられた」「石川一雄さんの兄夫婦の長年のご苦労や、足利事件の菅家さんと布川事件の桜井さんたちとの『獄友』会話も印象に残った」「肩肘張らずに観賞できた。若い人にも是非観てほしい」等、映画の感想は好評でした。
 今回の上映会開催も踏まえて、4月11日には「狭山事件の再審を求める三多摩集会」を行います。昨年2月7日に続き、2回目の三多摩集会です。今回も狭山東京実行委員会・部落解放同盟東京都連・三多摩平和運動センターの三者共催で行ないます。今年こそ再審・無罪を勝ち取りましょう。