許すな!「全国部落調査・復刻版」出版差別事件くにたち集会が4月12日、国立市さくらホールで55団体、180人の賛同のもと、130人以上の参加者で開催された。
初めに主催の実行委員会を代表して、部落解放同盟国立支部の小島書記長が挨拶。つづいて、法務省への要請書も提出している国立市の永見市長から差別のない共生社会をすすめたいという挨拶をいただいた。
部落解放同盟中央本部・大西聡氏による、鳥取ループ・示現社らに対する裁判闘争の経過報告では、支援運動によって開催された「くにたち集会」の意義が称賛された。
次に裁判の当初段階から原告となっている宮瀧国立支部長は、自作の歌を交え、差別をゆるさず胸を張って生きていきたいという思いを語った。
その後、石川早智子さんや、昨年の人権週間に、国立市主催で上映された、「ある精肉店のはなし」の纐纈あや監督ら8人の方々から、裁判闘争支援のメッセージをいただいた。最後に押田五郎実行委事務局長が閉会の挨拶を行ない、すべての差別を許さない闘いとして更なる運動の発展を呼びかけて集会をまとめた。
なお、集会場付近に示現社の両名が無神経にも現れたが入場は断った。
(国立支部)