狭山台東実行委員会は、10月16日、台東区民会館にて、狭山事件の再審を求める台東集会を開催し、約40人が参加した。
集会は、解放同盟台東支部の近藤さんの司会で始まり、まず主催者を代表し、「台東連絡会」の熊谷さんが挨拶した。
その後、DVD「狭山事件 ある弁護士の闘い」が放映され、部落問題と狭山差別裁判の現状を全員で確認した。
DVD放映後、石川さんと早智子さんから、約1時間ほど、再審開始にむけての決意を語っていただいた。石川さんは、三者協議の開始にあたって当時の門野裁判長は「8項目」の証拠開示を勧告した。裁判にとって重要な8項目なのだと思う。検察は未だ8項目について証拠を開示しないことが問題だと訴え、「権力の倉庫に眠る証拠の山 起せ世に出し光を当てる」という歌を披露した。
石川さんと早智子さんの訴えを受け、実行委員会団体の、「地公労」台東地協の茅切さん、「台東連絡会」の伊藤さん、「台東反戦の集い」の岩井さん、日本聖公会の大森さんからそれぞれ活動報告と決意表明がおこなわれ、植村裁判長に対する署名運動、10・30中央集会の成功にむけた「集会アピール」が採択され、集会は閉会した。
(台東支部)