狭山を闘う契機に
映画「SAYAMA」台東上映会



狭山台東集会

 狭山台東実行委員会は4月25日、台東区生涯学習センターにて、映画「SAYAMA」台東上映会を開催し、解放同盟、労働組合、宗教者など74人が参加した。
 冒頭、熊谷実行委員長(台東労組連絡会)が主催者挨拶をし、その後すぐに映画上映に入った。観映後、近藤さん(解放同盟台東支部)より、手拭に関する新証拠の説明が行われ、「夏から秋にかけてが正念場であり、ぜひ裁判所への要請ハガキ運動を取り組んでもらいたい」と提起された。最後に、大森さん(聖ヨハネ教会)よりまとめと閉会挨拶があり上映会を終了した。
 映画上映後、26人もの方から感想文を寄せていただいた。「石川さん家族の苦労、その束の間の安らぎがあったことにほっとした」「再審無罪の判決だけでは埋められない大きなものを奪った差別・・・次の世代に差別を残さない責任を感じた」などの感想文の最後にはどれも「再審無罪にむけ闘います」「葉書を絶対投函します」といった、映画を見た人の決意が語られていた。この映画は、石川さんや早智子さん、その家族の日常をたんたんと綴りながら、観客である私たち自身がもっとちゃんと狭山を闘わなければいけないと思わせる、そういう映画なんだと思った。台東全域に広がる取り組みを前進させていかなければならない。   (台東支部)