当事者の傷は今も癒えない

「関東大震災90周年韓国・朝鮮人犠牲者追悼式とほうせんかの夕べ」



ほうせんかの夕べ

 「関東大震災90周年韓国・朝鮮人犠牲者追悼式とほうせんかの夕べ」が9月7日荒川の河川敷(旧四つ木橋)下で行なわれ、400人が参加しました。
 次々と訪れる参加者によって舞台横のオブジェに花が添えられ、三時から追悼式が始まりました。    
 父が虐殺の体験をしたという李松子(イソンジャ)さんによる「追悼の歌」ほうせんかが流れると、参加者は深い思いのこもった歌に集中。
 追悼のメッセジに立った辛淑玉(シンスゴ)さんは、殺されそうになった祖母がふだんは日本語なのに夜中に韓国語で震災時虐殺の悪夢に苦しむ姿を見て育った。
 韓国の友人は「『うちも』『うちも』と言っていた」と傷の深さの現実を話しました。
 「ほうせんかの夕べ」では李政美さん、朴保さんの素晴らしい歌声を堪能しました。
 最後は木下川解放子ども会の小学生たちも交じってのプンムルでした。交流会にも沢山の人が残りました。
 解放同盟はコンサート時のおつまみや交流会の料理を担当し、女性部や我笑会のスタッフが会の成功に力を注ぎました。       (墨田支部)