「私の歩んできた道」、石川早智子さんが講演
熱と光≠キみだ解放フェスタが盛況
2010年12月10日熱と光≠キみだ解放フェスタが墨田区民共闘の主催で墨田社会福祉会館3階ホールで開かれました。
第1部は構成劇「差別をなくすためがんばっているのが部落だよ」が解放同盟青年部、解放共闘、解放子ども会の仲間によって演じられました。
かつて中学校で「部落、部落」といじめ、差別に直面したAさんが「知ってて言っているの。差別をなくすためがんばっているのが部落だよ」と反撃したことをきっかけに支部子ども会、青年部、大人と一丸となって解放教育を求めて闘った記録が劇で再現されました。
第2部は石川早智子さんの「私の歩んできた道」の講演。徳島の400軒ほどの村で生まれ育った早智子さん。部落外では9割、部落では1割の高校進学率という中、出身教師のすすめで本籍を変え高校進学したこと。就職差別を受け、厳しい差別から身を守るため躍起になっていた頃を声をつまらせながら語ってくれました。
「部落はにおいが違う」と差別した上司が今は退職後、狭山のビラまきに参加している。「人は変わることができる。自分も狭山に出会って変われた」と目を輝かして訴えてくれました。
集会には墨田の人権尊重教育推進校の教師らも参加し130人が集まりました。 (墨田支部)