「従軍慰安婦」「軍夫」の証言
「ぬちがふう」上映会へ



「ぬちがふう」(命果報)の上映会

 「きゅりあん」で行われた「沖縄スパイ戦史」上映会(2月15日)は94人が来場し、満席のなか行われた。映画は沖縄戦末期、名前や身分を隠した陸軍中野学校の工作員42人が北部のやんばるや離島に潜入。少年たちを護郷隊としてスパイやゲリラとして戦争に駆り立て、敵だけでなく友軍や仲間内での殺し殺されるといった地獄図のような実態が描かれていた。村々ではスパイリストが作られ、互いに監視・密告・殺害が行われた。70年以上たっても語れない心の闇を抱えさせられた人もいた。波照間ではマラリヤが猛威を振るう西表島に住民を強制移転させ死においやり、残された家畜や食料は日本軍が横取り。軍隊は決して住民を守らないのだ。

 今はどうだろうか。辺野古や南西諸島で米軍や自衛隊基地建設が強行され、軍事費は天井知らず。地域の差別・分断・監視は過去の話ではない。再びイクサで子や孫を殺させないために共に頑張っていきたい。

 引き続き「従軍慰安婦」「軍夫」など玉砕場からの証言「ぬちがふう」(命果報)の上映会を4月5日(金)18時開場・18時半開始で大井町「きゅりあん」で開催予定。ぜひ、見に来て下さい。

 (沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会)