「人権の二一世紀をつくる文化の集い2020」が10月9日(金)18時30分から大井町駅前「きゅりあん小ホール」で開催されます。
20年目を迎える今回は、政府に人種差別撤廃基本法の制定を訴え、ヘイトスピーチを禁じた川崎市の人権条例にも詳しい師岡康子弁護士と、川崎南部在日コリアン集住地域で民族差別をなくす地域活動に尽力されてきた三浦知人さんのお話をお聞きします。
お二人は、川崎で多発したヘイトクライムに対し、民族差別の行政責任を求めて取り組みを続け、「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」(2019年12月施行)として結実しました。
新型コロナウイルスが世界中に蔓延するパンデミックは、一方で誤った情報や偏見・差別に基づく言動(インフォデミック)も後を絶ちません。感染症の歴史は差別の歴史でもあります。ハンセン病に対する差別は、「らい予防法」を制定した国が率先して行なった差別政策が原因でした。
私たちは、あらゆる差別や偏見を乗り越える人間の英知を信じ、「ともに生きよう」と願い、「差別・排外主義は許されない!」と訴え続けていきたいと思います。
川崎で起きた差別・ヘイトスピーチの実態と、人権条例制定をどう実現されたのか、そして、人権侵害を許さない今後の取り組みについて、具体的な話をお聞きし、ともに考えていきたいと思います。
感染防止に万全を尽くして準備を進めておりますが、参加くださる方は、左記の問い合わせ先に必ずご予約してください。
お問い合わせ・予約は、電話 03・3762・7176まで。
(人権の集い実行委)